新人物文庫:しんじんぶつぶんこ

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満鉄撫順炭鉱と平頂山事件

「撫順の久保か、久保の撫順か」と、名声を全満州にとどろかせた元満州撫順炭鉱長久保孚は、敗戦後、中国国民政府から「平頂山事件」の戦犯容疑をかけられ、軍事裁判で死刑判決をうけた。昭和7年9月、撫順南郊の平頂山集落を襲った関東軍守備隊の一部が、住民多数を虐殺した。当時、炭鉱業務を一任されていた炭鉱次長の久保は、共同謀議者の一人として、いわれなき戦犯の汚名を着せられたのである。かつての満州で日本人がいかに生き、功罪入りまじった事績を残したか―。一人の満鉄マンの気骨に満ちた生涯を通して描く、真実の満州。

  • 著者:原 勢二
  • ジャンル:近現代
  • 発売:2010-09
  • ISBN:978-4-404-03903-3
  • 在庫:出庫可能

日本と朝鮮はなぜ一つの国にならなかったのか

弥生時代から、日本列島と朝鮮半島南端部とは共通の文化を保有していた。それが、なぜ一つの国としてまとまらなかったのであろうか。朝鮮半島南端部は、6世紀まで小国分立の状態におかれていた。一般に「加耶」とよばれた小国群は、7世紀に朝鮮半島を統一した新羅に併呑され滅ぶが、日本の古代文化は、われわれの想像する以上に深く加耶文化の影響をうけてきた。そしてその影響から離脱し、東アジア世界のなかで独自の国家づくりを目指したのが聖徳太子である。幻の加耶諸国をめぐる、古代日本と朝鮮諸国との交流と確執の歴史に秘められた野望と謎に迫る!

  • 著者:武光 誠
  • ジャンル:古代
  • 発売:2010-09
  • ISBN:978-4-404-03904-0
  • 在庫:出庫可能

マタギ物見隊顛末

「われら十八人は斗内マタギ物見隊と仰せ出され、頭取児玉様配下と決まった。仕事は先鋒、嚮導物見の者、兼ねて鉄砲打方である」統領の長五郎が一統の者に告げた……(本文より)慶応4年の夏、南部藩の秋田攻めを前に、統領から秋田マタギとの顔つなぎを命じられ、敵領に潜入した大蔵、与吉、多作の3人は、味方の降伏を知らずに敵兵を撃ち殺してしまった……。第1回松本清張賞に輝く表題作ほか、東北を舞台に戊辰戦争に巻き込まれた名もなき男たちの悲哀を諧謔味あふれるタッチで描いた「戊辰牛方参陣記」(第37回地上文学賞)と「勝手方救援隊」の2篇を収録。

  • 著者:葉治 英哉
  • ジャンル:文芸
  • 発売:2010-09
  • ISBN:978-4-404-03906-4
  • 在庫:出庫可能

現代語訳 大西郷遺訓

林房雄は戦後、最も早い頃に、つまり東京裁判史観が日本のジャーナリズムを完全に支配していた頃に、大東亜戦争における日本の主張を肯定し、それは白人の植民地拡大の時代に根を持つ一種の百年戦争であるという史観を打ち出した人である。その林氏は敗れた西郷の遺訓を尊び、出世コースも捨てた庄内藩士たちの志に感動する心を持っておられた。今から三十数年前に「大西郷遺訓」という南洲の遺訓についての丁寧な解説と遺訓の一つ一つに入念な解釈をつけた本を出されたことに心から敬意を表したい。南洲という人物の輝きも、その遺訓も、今日でも腐蝕していないからである。(渡部昇一 解説より)

  • 著者:林 房雄
  • ジャンル:幕末
  • 発売:2010-09
  • ISBN:978-4-404-03907-1
  • 在庫:出庫可能

鎌倉史跡散歩

「なぜ鎌倉に日本史上初の“もののふの都”が打ち立てられたのか」「なぜ、そしてどのような戦が鎌倉で行われたのか」「武都鎌倉の特徴は何にあったのか」「天然の要害を誇った鎌倉が、なぜ攻め滅ぼされたのか」。これらの素朴な疑問に、長年鎌倉時代を研究し、鎌倉をこよなく愛した著者が、歴史的・地理的・経済的背景からわかりやすく解き明かす。鎌倉の特色・魅力とともに、合戦を経るごとに“進化”した武都の軌跡―。対立原因・合戦経過・後世の影響―を、関連史跡とともに詳しく描く。「鎌倉を体感する探訪コース」や史跡の見方・調べ方・アクセス地図を多数掲載。

  • 著者:奥富敬之・奥富雅子
  • ジャンル:日本史一般
  • 発売:2010-09
  • ISBN:978-4-404-03908-8
  • 在庫:出庫可能

誰も知らない幕末薩長連合の真相

「薩長連合」といえば、慶応2年1月、京都で結ばれた「薩長同盟」だけがクローズアップされている。だが、そこに至るまでの曲折、薩長連合にかかわった人々や社会の動きなどを探り、それが幕末史にどのような意義をもち進展させたかを検証しなければ真実に迫ることはできない。また「薩長盟約」そのものも、いつ、どこで、誰が、何を、どのように決めたのか……それを明確に解答する史料も少ない。時代を動かす大小さまざまの歯車がきわどく交叉して成立した薩長密約――果たして薩摩は長州との約束を実行したのか……。多くの謎を秘めた薩長連合の軌跡を追う!

  • 著者:冨成 博
  • ジャンル:幕末
  • 発売:2010-09
  • ISBN:978-4-404-03915-6
  • 在庫:出庫可能

日本全国 聖地めぐり

日本全国の「聖地」を訪れると、なぜ心が癒され、清々しい気持ちになるのだろうか?「パワースポット」を訪れると、なぜさまざまな運が開け、願いがかなうのか?古くから伝わる神社仏閣・聖なる山々・修験の修行場から近代建築に住まう八百万の神々の許に出かけてみよう。そして自然の美しさを見渡し、一帯をおおっている気配に身をゆだねてみよう。きっと日常とは異なるオーラを受け、心身ともに清らかに、軽やかになってゆくことが体感できる。本書では、古来から聖地として崇められ、幸せを祈り感謝がささげられ、そして清浄なエネルギーが降り注いでいる聖地・パワースポット60カ所の歴史と神々を紹介!

  • 著者:井上 宏生
  • ジャンル:その他
  • 発売:2010-08
  • ISBN:978-4-404-03889-0
  • 在庫:出庫可能

日本の古代史ミステリー謎解き散歩

記紀神話が伝えるヤマトタケル東征の道、老天皇・継体の謎の彷徨、諏訪大社四境内地の関係、大海人皇子に勝利をもたらした壬申の乱の挙兵ルート、豪族たちの興亡の舞台となった飛鳥京、箸墓・高松塚等がある「古墳の博物館」大和路の散策、謎の石造物が語る飛鳥の自然神、聖徳太子の活躍の痕跡を今に遺す斑鳩の里、仁徳陵・履中陵・応神陵等ミステリアスな巨大古墳の姿、記紀神話のふるさと・出雲の地に息づく神々、卑弥呼の王国・邪馬台国の謎、日本神話の最後に登場する日向への天孫降臨が伝える世界……。古代に生きた人々の息づかいを体感するための“謎解き”紀行。

  • 著者:新人物往来社
  • ジャンル:古代
  • 発売:2010-08
  • ISBN:978-4-404-03890-6
  • 在庫:出庫可能

雪はことしも

……魚の油が臭う押し籠め旅人宿で、衝立を引きまわしただけの雑魚寝、寒さを凌ごうと夜着を重ねて、二人ひとつ布団に入った。雪さえ降り出したあの夜、身動きもならずがちがち震えていた越人を芭蕉は引き寄せて、くっついた方があたたかいよ、と笑う……(本文より)この雪の一夜を「二人見し雪はことしも降りけるか」と詠んだ芭蕉 ―恋にも似た師弟の濃密な交情を描く歴史文学賞受賞の表題作、師芭蕉をはさんでの野沢凡兆・羽紅夫妻の複雑な心理劇「ちり椿」、小林一茶と夏目成美らとの風雅な交わりを活写した「上総の空を」ほか、「浜藻春風」「浜藻歌仙留書」を収録。俳句ファンを魅了する名品集(解説・木田 元)

  • 著者:別所 真紀子
  • ジャンル:文芸
  • 発売:2010-08
  • ISBN:978-4-404-03891-3
  • 在庫:出庫可能

戦争の引鉄

―昭和に入って、中国革命の発展は日本を揺り動かした。日本は中国革命に敵対し、戦いをいどむにいたった。……中国に対する干渉と侵略がついに世界戦争に拡大、国を亡ぼすにいたったのである。(本文より)軍靴の音がしだいに高まる昭和戦前は、暗黒の時代といわれ、幾多の暗殺やテロ、クーデターが続出する。注目すべきは、それらのほとんどが、中国問題が真の背景にあったことである。陸軍が、外では中国侵略、内では独裁政権を目的として、つぎつぎに“事変”をひきおこした。その大きな背景となったのが昭和2年に開催された「東方会議」だった―。戦争は、実は昭和2年にはじまっていたのである……。

  • 著者:新名 丈夫
  • ジャンル:近現代
  • 発売:2010-08
  • ISBN:978-4-404-03892-0
  • 在庫:出庫可能
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